弱くなった「勃起力」糖尿病のせいかもしれません

現在、患者数が増えていると言われるED(勃起障害)。
20代~30代前半までの比較的若い年代は、仕事のストレスや「子供を作らなくては」というプレッシャーなど心因性によるものがほとんどですが、40代以降になると加齢と生活習慣の乱れが大きな要因になっている可能性があります。
 
もし、あなたが会社の健康診断などで、血糖値、高血糖、血圧、コレステロール値などで注意を促されたことがあるのなら、それがEDの要因になっているかもしれません。
 
逆に、比較的若い年代の人がEDの健診に訪れて、そこで糖尿病や高血圧が発覚するケースも少なくないのです。
 
前項で、糖尿病の合併症が現れやすいのは毛細血管だとお話ししました。
男性の陰茎も、その例外ではありません。「最近、持続力がない」「セックスのとき、勃たなかった」ということがあるなら、それはもしかしたら、糖尿病の合併症かもしれないのです。
 
では、糖尿病がなぜEDを引き起こすのか、ご説明していきましょう。
 
陰茎には、多くの毛細血管が集中しています。
脳が性的刺激を受け取ると、海綿体の平滑筋を緩めて血管の内側を広げ血流量が上がる、これが勃起の仕組みです。
 
勃起のためには、陰茎内の血管内皮と勃起神経から分泌されるNO(一酸化窒素)が必要不可欠となります。
しかし、陰茎内の血流が悪くなると、NOの分泌量が低下し血液中のNO濃度が薄くなるため、勃起しなかったり、勃起しても持続しなかったりするのです。
陰茎内の血管自体も糖の影響で動脈硬化を起こしていますから、血管がしっかり拡張せず、勃起を妨げてしまうのです。
 
毛細血管が集中する陰茎は、「末梢神経障害」同様、比較的早く症状が現れます。
男性は「勃起しない」という現実と向き合うことに消極的で、「仕事で疲れているから」「寝不足だから」一時的なことだと思い込もうとしがち。
 
しかし、その状態を放置しておくと、やがて脳や心臓の近くの血管など、もっと大変な場所で「動脈硬化」を引き起こしたり、三大合併症のいずれかを進行させたりすることも考えられます。
 
EDになると、奥さんや恋人との性交渉がスムーズにいかなくなることも問題です。
健康を損なうばかりでなく、大切な人間関係がこじれるようなことは、あなただって避けたいでしょう。
 
EDの兆候が見られたら、まず食事や運動で体質改善を行なうことです。
関連サイト「男性不妊改善マニュアル」に、勃起力回復のための具体的なノウハウをご紹介していますので、ご興味のある方はあわせてお読みください。
 
それと、禁煙は絶対です。タバコは動脈硬化を促進させる最大の敵となります。
 
そのほかご自分で出来る対策としては、定期的に勃起させることです。
どんな筋肉でもそうですが、使わないでいると弱くなります。
 
これは、海綿体の平滑筋も同じこと。セックスは難しくても、ご自分で勃起させる工夫をしてみてください。
 
場合によっては、EDの治療薬を使うのも効果的です。
インターネットなどでも販売されていますが、体質や常用している薬によっては飲み合わせが危険な場合もありますし、偽物の可能性もありますので、服用に際してはかならず医師の処方箋をもらうようにしてください。